相続税は、基礎控除額を超えた財産分に課税されるものです。基礎控除額は5000万円+(1000万円×法定相続人数)ですから、法定相続人が配偶者と2人の子どもの場合は、8000万円になります。したがって、8000万円以下の相続なら申告の必要はありません。それ以上なら、相続人全員で1通にまとめ、故人の住所地の税務署に申告・納付します。申告・納付期限は、10ヵ月以内です。また、「配偶者の税額軽減の規定」などさまざまな特例もあるので、税理士に相談してみるとよいでしょう。一家の働き手が、仕事中の災害や、通勤途上の災害で死亡したり、仕事の内容が原因で病気になって死亡したりした場合は、遺族は健康保険からの代わりに労災保険から「遺族補償給付」が受けられます。遺族補償給付には、年金としてもらえる「遺族補償年金」と、一時金としてもらえる「遺族補償一時金」があります。
披露宴の招待状をもらって快く出席の返事を出したものの、やむを得ない事情が生じて、遅刻したり早退しなければならなくなったら、どうしたらよいでしょうか。そんなときはあせらず冷静に対処し、後日あらためてお詫びするなどの方法を。遅刻したときの対処は、受付で遅刻したことを告げ、式場の係の人に案内してもらい、タイミングを見計らって着席しましょう。披露宴が始まってから、急用ができたり、急に体の具合が悪くなったりして早退する場合には、早退の理由を書いたメモを係の人に渡し、新郎・新婦側に届けてもらうようにします。ただし、体の具合が悪くなったときなどは「急用で」とか、理由をぼかしたほうがよいでしょう。早退の場合も、後日、丁重にお詫びをしましょう。
江戸時代に礼法の需要が増すにつれ、宗家たる小笠原藩の中から自称専門家が現れて無責任に教え始めた。しかも小笠原流をより権威づけるために、わざと複雑煩瑣なルールを編み出したり、ものものしい巻物を作ったり、無意味なタブーで縛ったりして誰もが容易に会得したり実行できないようにしてしまった。そのため、小笠原流といえば窮屈、面倒の代名詞になったのである。もっとも、今から七百年あまり前、鎌倉時代初期に作られた小笠原流作法は、好戦的で野蛮な武士に、行儀のよい所作を教え込むものであって、たとえば「食べる」という本能に基づいた動物的行為をも、文化として昇華させようとした苦労がうかがわれる。古い伝書の中に「喰跡、月の輪の如く見え見苦しく候」と、食物を不様に齧ることを戒めている。これなどは、現代にも立派に通用する。あるいは、「刀は右手に持ち入り、座右に置くべし」つまり、こうすれば簡単に刀を抜くことができない。同様に、「行き会うとき、馬の鐙をはずすべし」これでは馬上から斬りつけることも槍をくり出すことも不可能で、つまり相手に危害を加えないという意思表示である。ただし、「畳の合せ目を踏んではならぬ」はいまだに和室でのタブーとなっているが、これは昔、床下に潜む敵の攻撃を警戒してのことで、現代ではまったく無意味な戒めとなった。
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